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禍福は糾える縄の如し

 「禍福は糾える縄の如し」ということわざは桑田乃梨子さんの漫画で知ったのだが(『青春は薔薇色だ』か『人生は薔薇色だ』のどちらか。広瀬が好きなことわざで知った)、年が明けてから何度もそんな思いを味わっている。ただ、幸福や不幸は自分の行動から来るものではなく、どこからか降ってくるようなイメージなので、今回の場合自分の行動から起きている事柄ばかりなので少し違うのかもしれない。

 

 用事があるため早起きをして「そうだわ。昨日の残りの肉じゃがをトーストに乗せて、とろけるチーズものせて、ピザトーストにしましょう」とオーブントースターで焼きはじめて、「なかなか焼けないわね。待っている間に他の用事をしましょう」と少しだけはなれていたところ、何やら焦げ臭いにおいがした。慌てて見に行くとチーズがとけすぎて、焼き網どころかオーブントースターの中まで落ちていた。ピザトーストは多少こんがりしていたが、肉じゃがと合わさってとてもおいしかった。

 「わーおいしいー。肉じゃがはパンにも合うわね」と思いながらも気分は落ち込む。

 食べ終わってからよくよく見ると、ヒーターとそれを支える棒にまでチーズがかかっている。しかも焦げている。しかし時間は迫っている。

 

 私、なんで、よりによって、どうしても用事がある日に限って、肉じゃがピザトーストとか作ろうと思ったんだろう。っていうかこれどうするよ。

 動揺しながらもとりあえず、オーブントースターのコンセントを抜いて外出した。外出先で落ち着いてから携帯で検索したところ、中の網を外してぬらした布巾でふいたり、どうしても取れない場合は重曹を使うといいらしい。

 

 帰宅してから説明書を引っ張り出して、焼き網を外してみることにする。案外あっさり外れたので、きれいに洗って、オーブントースターの内部も拭いた。だが、ヒーターと支える棒のチーズは取れない。これはいよいよ重曹の出番か、と思ったが、オーブントースターの種類によっては重曹を使ってはいけないらしい。念のためメーカーのフリーダイヤルに問い合わせてみたところ、「無理して拭かずにそのまま使って、焼ききってください。そのうち焦げて取れると思います」と言われた。今現在、まだ焦げはついているが、特に問題なく使えているので大丈夫だと思う。説明書をよく読んだら、「ピザなどを焼く場合は付属のトレイを使い、さらにアルミホイルを使ってね」と書いてあったので、「わかってるけどー。まあ、いいかなってー」と面倒がらずにやはり指示通りにする方がかえって面倒なことにならないと思う。

 

 さて、チーズが溶けた事件で何が幸福なのかというと「オーブントースターの焼き網が自分で外して洗えるということを知らなかったが、今回で知ることができた」(説明書読めよ)ことと「オーブントースターの内部の掃除を大掃除でしなかったので、ちょうどよかった」ことくらいだろうか。何かを面倒がって、逆に手間が増えることはよくあるのだが(例 適当に物を取ろうとして前にある物を倒して、恐ろしい事態になることなど)、そのたびに私はどうして何度も同じ失敗を繰り返すのか、と落ち込んでいる。(しかし治らない)

 

 もう一つは冷蔵庫のみかんが腐って悲惨なことになっていたことである。

 

 おなかがすいたのでおやつを食べたい。でもお菓子は太る。それなら果物を食べましょう。確か、冷蔵庫にみかんがあったはずだわ。

 

 と野菜室をみたところ、何やら底に緑色の汁が広がっていて、出どころは腐ったみかんだった。驚愕しながらもみかんを取り出して捨てて、すべての野菜を出して、布巾で拭いた。同時に腐りかけたもやし(残り半分)も発見して泣く泣く処分した。(私はもやしが好きだ)その後、カビなどが心配なのでアルコールを染み込ませた布巾で拭いておいた。

 

 これは何がよかったのかというと、大掃除で冷蔵庫の野菜室を掃除していなかったので、できてよかったということである。

 

 書いているうちに「全部自業自得じゃん」と思えてきた。とりあえず、みかんは買ったらすぐ食べるようにしよう。ああ、みかんが食べたいなあ。