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『禁断の林檎』

ベティ・ニールズ

 

禁断の林檎 ハーレクイン・イマージュ

禁断の林檎 ハーレクイン・イマージュ

 

 

 

 

 

『禁断の林檎』ベティ・ニールズ

 看護師のユーフィミアは父親の遺言を知って衝撃を受ける。父親には遺産があるどころか借金があり、自宅 を手放さなければならないかもしれない。家を貸すことにしたユーフィミアだったが、借り手は彼女の嫌いなオランダ人医師ドクター・ファン・ディードレイク だった。個人的感情はさておいて、借金のためにドクターに家を貸すことにしたユーフィミアだったが――。



 ヒロインは看護師! お相手はオランダ人医師! というベティ・ニールズ黄金パターンの組み合わせでした。オランダ医師には例によって例によるものすっごく性格の悪い婚約者がいるので、「性格わるっ! いや、本当性格わるっ」と思いながら楽しく読みました。

 疲れた日にはベティ・ニールズの小説が一番。淡々とお話が進むので、疲れていても穏やかな気持ちで読めます。ロマンスはともかく、今回の小説もユーフィミアが大好きな家を手入れするところが楽しかったです。

 以下はネタバレ感想。

 

 

 それにしてもベティ・ニールズに出てくるヒーローは何考えてんだかさっぱりわからん。いや、それは毎回思うんだけど、今回はユーフィミアの休暇中に「僕の 婚約者(性格悪い)がおたふくかぜで寝込んでいて、ようやく回復したので療養のためにスペインに行くことになった。きみには付添として一緒にスペインに 行ってほしい。礼はする」とか言い出したときには「何言っとんだ、このドクター」と大変に憤慨した。いや、だって、あんたの婚約者めっちゃ性格悪いじゃ ん! ユーフィミアの嫌な予感の通り、付添役として行ったが最後、メイド同然かそれ以上にこき使われてへとへとになっていて、「うわあ」と思った頃、大怪 我をした使用人の子どもを「その辺に転がしておけば」発言に「婚約していたことが正気の沙汰とは思えない」とユーフィミアと一緒に私も思ってしまった。 (本編にそんな発言はないけれど、確実にそう思っていたと思う)

 まあ、ドクターが付添を頼んだのは自分が婚約者に会うという口実の下、ユーフィミアを自分の実家に連れて行きたかっただけのようなので、実質的には婚約者は利用されていたわけだから、ドクターもなかなかのやり手である。

  婚約者がいるから、と身を引きそうになりつつも「恋は戦争だ!」とがんばろうとしたり、やっぱり婚約者がいるから、と身を引いたり、ユーフィミアが大変そ うだった。これもすべてドクターがはっきりしないからなのだが、結婚してユーフィミアにばしばし鍛えられたらいいと思う。それにしても、婚約者のどぎつい 性格の悪さがすごかったなー。

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