『賭博黙示録カイジ 1』

 

賭博黙示録カイジ 1』(福本伸行

 

賭博黙示録 カイジ 1

賭博黙示録 カイジ 1

 

 

 

カイジシリーズの1巻がkindleで99円だったので(以下略)、カイジシリーズの本当に本当の1巻です。名言がたくさんあると聞いて一度古本 (Am○zonでね)で買ってみたのですが、タバコの匂いがして、「この本はきっと殿方のお家から来たのだなああ」としみじみ思ったことを思い出しまし た。まあ、結局、引っ越しするときに処分してしまったのですが、kindle版ならいいかー、と思ってまた購入。

 働きたくない、働かないカイジが知人の借金を背負わされることになり、取り立て屋の口車に乗って一夜限りのギャンブル船に乗ることになったが――というストーリー。

 やっぱり名言ばかりでしみじみとした思いになりました。人生に負けそうになったら読もう。そして、地道に働くことがいちばんなのだと思い知ろう。


 感想はつづきから。

 

  最初の部屋に飾られている「未来は僕らの手の中」という言葉を見て、アニメ版の歌詞ってここから来たのか! とようやくわかった。ある意味、どんな人生 でもどう行動するかで変わってくるんだから、やっぱり、未来は自分の手の中にあるよなー。(なんだかうまいことを言った気がする)

 とり あえず、どんなに親しい人でも借金の保証人になるのは、ダメ、絶対! ということがよくわかるお話。これは中学生くらいの青少年に読んでもらった方がいい 漫画なのかもしれない。カイジはお人よしなんだろうけど、どんなに頭下げられても、30万円の保証人になるとか絶対だめだわー。だって向こうからすれば、 頭下げるだけで30万円ゲッツだもんね。

 それにしても、船でギャンブルというのがすごく怖い。陸続きのどこかなら逃げられそうだけど、 船なら絶対に逃げられないというのが余計怖い。利根川さんの演説がすばらしかった。それに洗脳されないカイジもすごいな。私なら洗脳される。しかも、あの 絶望的な状況で、それでも前に進もうとするのがすごい。

 まあ、楽して稼げるうまい話があれば、この世の全員がお金持ちになっているよなー、とは思う。黒服さんが冷静で丁寧でちょっと和んだ。