『高台家の人々(5)』

 

高台家の人々 5 (マーガレットコミックス)

高台家の人々 5 (マーガレットコミックス)

 

 

 高台家の人々シリーズ最新刊。電子書籍が出るのを待とうかと思ったけれど、本屋で見つけてしまって、つい買ってしまった。相変わらず木絵ちゃんが優しくて、かわいくて、彼女と結婚できる光正さんはさぞや幸せな殿方だろうなあ、と思った。

 

 笑いながら泣ける漫画があるのって幸せなことだなあ。

 

 

 

 

 

 

 

『ウィンター家の少女』

 

 

 

ウィンター家の少女 (創元推理文庫)

ウィンター家の少女 (創元推理文庫)

 

 『ウィンター家の少女』(キャロル・オコンネル)

 

 過去に九人もの人が殺されたウィンター邸で、再び殺人事件が起こった。殺されたのは殺人の罪で保釈中の男。当時その屋敷にいたのは老婦人ネッダと姪のビッティ。だが、ネッダはウィンター邸で58年前に行方不明になった少女だったと判明したことから、事件は思わぬ方向へ――。人気のマロリーシリーズ。

 

 今回はミステリよりも人間ドラマが重視されていたので、最初は取っ付きにくいかもしれない。とりあえず、ライカーはかっこいい。ライカーがかっこいいよ!

 

 

 以下はネタバレ感想。

 

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ハーレクインのような

  ハーレクインは必ずハッピーエンドで、そこが魅力なのだと思うのだけれど、時々、ハーレクインのような設定でメリーバッドやバッドエンドがあったらいいのにな、と思う。

 

 ハーレクインといっても、あくまで「ハッピーエンドな恋愛もの」なのであって、一般的にイメージするような(というか私がこんな感じなのかなとイメージしていた)濃い恋愛ものばかりではない。

 

 それこそベティ・ニールズのようなヒーローから直接口説かれることは皆無でヒロインも反発しまくりで、最後の最後にプロポーズはされたけど、キスシーンがあるかないか、というくらいの小説もある。ベティに出てくるヒーローの口説き方は本当に理解しがたいものがあり、ひたすら見守ってくれているといえば聞こえがいいが、見守りすぎてて本当にヒロインが好きなのか読んでいる私自身もよくわからず、ときめくよりも「どうなんだよ!」ともやもやしていたら、ラストの一言ですっごくぐっときたりするるので大好きだ。なのでベティ・ニールズの世界は絶対にハッピーエンドがいいのだが、どこかハーレクインのような設定で、バッドエンドになるような小説はないのだろうか。乙女ゲームでいうバッドエンドをもっと濃くしたようなのが読みたい。

 

 

 

 

毎日書くとか言いながら

 毎日書くとか言いながら、昨日は書く気力もなく寝てしまった。身もふたもないことを言えば面白味もない生活を送っているので毎日書くことなんてないのである。

 

 ここ2、3日のことだがネットのしすぎは目にも体にも心にも良くない気がして、寝る前には紙の本で読書を心掛けている。特に読みたい本がないときは『富士日記』を読んでいる。美しい、満ち足りた生活が淡々と描かれていて、食べ物も全部おいしそう。

 

 『あしながおじさん』でジュディが夜に読みたい本を積み上げて、一気に4、5冊読んで読んで読みまくる場面があるのだが、あの場面が私にはずっと憧れだったりする。だから本を積み上げてしまうのかもしれない。(しかし読まないと意味がない)

 

 『私の少年』が以前から気になっていた。ついったでつぶやかれている方がいらして、その勢いで私も試し読みを読んでみたところ、すごくよかった。変に恋愛の方向に行かずに、お互いがお互いに必要なこのままの関係が続いたらいいなあ、と思う。

ようやく

 ようやく前のブログからだいたいの記事の移行が終わったのでほっと一安心。もっと気軽に書きたいなあ、と思って始めたブログなのに、ほとんど書けていないので、せめて、今週は毎日書いていこうと思う。

 そういえば、一週間の始まりは日曜日からなのか、それとも月曜日からなのだろうか。今週、来週、と言おうとするたびにどちらなのかよくわからなくなる。

 

 キャロル・オコンネルの新刊をようやく読み終わることができそうだ。いままでは一気読みで終わるのがもったいないくらいに読みふけっていたのに、今回ばかりは読むのが大変だった。元々とっつきにくい構成のお話が多いのだが、今回は本当に読み進めるのがつらかった。おもしろくないわけではないのだが、話に入りこむまで半分以上かかった。

 

 さて、今日中に読み終わることができるかどうか。

 

 

『禁断の林檎』

 

禁断の林檎 ハーレクイン・イマージュ

禁断の林檎 ハーレクイン・イマージュ

 

 

 

 

 

『禁断の林檎』ベティ・ニールズ

 看護師のユーフィミアは父親の遺言を知って衝撃を受ける。父親には遺産があるどころか借金があり、自宅 を手放さなければならないかもしれない。家を貸すことにしたユーフィミアだったが、借り手は彼女の嫌いなオランダ人医師ドクター・ファン・ディードレイク だった。個人的感情はさておいて、借金のためにドクターに家を貸すことにしたユーフィミアだったが――。



 ヒロインは看護師! お相手はオランダ人医師! というベティ・ニールズ黄金パターンの組み合わせでした。オランダ医師には例によって例によるものすっごく性格の悪い婚約者がいるので、「性格わるっ! いや、本当性格わるっ」と思いながら楽しく読みました。

 疲れた日にはベティ・ニールズの小説が一番。淡々とお話が進むので、疲れていても穏やかな気持ちで読めます。ロマンスはともかく、今回の小説もユーフィミアが大好きな家を手入れするところが楽しかったです。

 以下はネタバレ感想。

 

 

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『パパ、ママ、あたし』

 

パパ、ママ、あたし (創元推理文庫)

パパ、ママ、あたし (創元推理文庫)

 

 

 

 

『パパ、ママ、あたし』 カーリン・イェルハルドセン

 ペトラ刑事は公園でベビーカーに乗った赤ん坊と女性の死体を発見した。同時期に フェリーの船内で少女が殺される。無関係に思えた事件は意外なつながりを見せる。閉じられた家、崩壊した家庭、家に取り残された幼い少女、捜査を開始した 刑事たちは何を見るのだろうか――というお話。

 ショーベリ警視シリーズ二作目。「2」とついていないものの連作ものなので、一作目の 『お菓子の家』を読んでからこちらを読んだ方がいいと思います。シリーズだとそれだけで読んでもおもしろいものは結構あるし、たまに三作目、二作目と訳さ れて一作目が出ることもありますが、このシリーズは絶対に順番に読む方がおもしろいです。

 最初から陰湿で残酷な描写が続くのに心が折れ てページをめくる手が止まっていましたが(子どもの虐待がきついのなんの)、物語が進み始めれば一気読みでした。ハンナちゃん(3歳)が一人取り残された 姿にハラハラし通しで、メインの事件よりそちらが気になって仕方なかったです。最初から最後まで犯人は外道でした。


 続きからネタバレありの感想。

 

 

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